新作時代劇がなくて

nostalji2012-06-23

昨夜はBSプレミアムで『陽だまりの樹』の最終回を観る。原作は手塚治虫ね。表面的にストーリーを追っているだけの内容で、おまけに下手ッピーのチャンバラと不細工な着物姿(若手中心のため無い物ねだりなんですが)と気に入らない部分は多いのですが、毎回欠かさずに観ていました。新作テレビ時代劇は貴重なんでね。
NHKは大河ドラマの他に、“金曜時代劇(水曜・木曜・土曜になったこともありますが)”と称される流れがあります。最初の作品は1965年に放送された松方弘樹主演の『人形佐七捕物帳』で、子分の渥美清克美しげるの漫才的なやり取りが面白かったのを憶えています。裏番組にプロレス中継がありましたが、力道山が死んでスターがおらず(豊登がエース時代)、プロレスに興味を失っていた時代でした。ジャイアント馬場がエースになって観るようになりましたが、『ディズニーランド』(プロレスと隔週放送)の時は、金曜時代劇を観ていましたよ。1969年以後は観ていないものが多くて、CATV(時代劇専門チャンネル)で放送された時に追っかけています。
本日の朝日朝刊別刷りbeの“サザエさんをさがして”は『スパイ大作戦』がテーマ。『スパイ大作戦』が放送開始されたのは1967年で、衰退期になってはいましたが、海外ドラマがまだ元気な頃でした。海外ドラマはどんどん減っていきましたが、『スパイ大作戦』だけは人気が高かったですね。アテレコの台本を東映大映の制作連中が持っていったそうですが、邦画や和製ドラマに『スパイ大作戦』で見たようなシーンが出てきたことに、納得、納得。