旧いスタイル

録画していた『ポイズン・ローズ』(2019年/監督:ジョージ・ギャロ&フランチェスコ・チンクェマーニ)を観る。ジョン・トラボルタがタフな探偵を演じた1970年代を舞台にしたサスペンス映画です。
マイルズ(ブレンダン・フレイザー)の病院に入院している母親と連絡がとれなくなったので調査してほしいという依頼を受けた私立探偵カーソン(ジョン・トラボルタ)は、久しぶりに故郷のガルベストンに戻ってきます。カーソンはかつてガルベストンでアメフトのスター選手でしたが、八百長疑惑を受けて町を去ったのね。依頼された調査を進める中、保安官になっているビング(ロバート・パトリック)やクラブのオーナーになっているドク(モーガン・フリーマン)たち旧友と久しぶりに再会。そんな中、かつての恋人だったジェイン(ファムケ・ヤンセン)の娘ベッキー(エラ・ブルー・トラボルタ)の夫であるアメフトのスター選手が麻薬による不審死をとげます。ベッキーに疑いの目がむけられ、ジェインの依頼で真相を探りはじめたカーソンは、背後にドクがいることをつきとめ……
初老のオッサンたちによる緊張感のないドラマ展開とアクション。舞台が70年代だけでなく、ドラマ作りも70年代の探偵映画のようです。懐かしさを感じますが、そんなのを観たけりゃ70年代の映画を観ればいいわけで、トラボルタの独りよがりといった感じですな。娘エラ・ブルーとの父娘共演というのも親バカにすぎませ~ん。

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