今度はシーズン2

nostalji2014-09-04

DVDでテレビ西部劇『西部二人組』の#16「縛り首のキッド」を観る。シーズン2の初回とあって90分の拡大版となっています。
昔馴染みのシルキー(ウォルター・ブレナン)からカーリー(ベン・マーフィー)が捕まって殺人罪で裁判にかけられることを知らされたヘイズ(ピート・デュエル)が駆けつけるとカーリーとは別人。有名な無法者カーリーに間違われてヒーロー気分になっているフレッド(ロバート・モース)という青年だったのね。殺したのは彼の相棒だったのですが、ヒーローとして死んでいくことを望み、恋人(ベリンダ・モンゴメリー)の言葉にも耳をかしません。殺人者の汚名なんてマッピラ御免と、ヘイズとカーリーはフレッドを説得しようとしますが、偽者とは知らない二人の昔の仲間ウィート(アール・ホリマン)がカーリー救出のために現れて……
スペシャル版とあって多才なゲストが集結。ウォルター・ブレナンが女装までして芸達者ぶりを見せてくれ、第1話にゲスト出演したアール・ホリマンが同じ役で登場して笑わせてくれます。二人ともコメディアンではないですが、コミカル演技は抜群。保安官役でスリム・ピケンズも出演ね。吹替えは前2回の太宰久雄じゃなかったのが残念。
ロバート・モースは『努力しないで出世する方法』などで60年代後半に注目された俳優でしたが、その後パッとせず、最近はTVシリーズ『MAD MEN』(私は未見だが日本でも放送中)で再び注目されているようです。画像は、最近のロバート・モース。
アンドリュー・V・マクラグレン(94歳)が亡くなったことを知人のブログで知る。ジョン・フォードの後継者として60年代後半から70年代前半にかけて、『シェナンドー河』『大西部への道』『チザム』といった名作傑作西部劇を残しています。西部劇の衰退で活躍の場がなくなったのが残念でした。