DVDで『スタンピード』(1965年/監督:アンドリュー・V・マクラグレン)を再見。1880年代のテキサスを舞台に、新種の牛をふやそうと努力するカウボーイの物語。
英国からマーサ(モーリン・オハラ)が亡夫の遺志をついでヘレフォード種の牛を連れて娘ヒラリー(ジュリエット・ミルズ)とセントルイスの家畜オークションにやって来ます。牛は2千ドルでテキサスのボーウェン(ブライアン・キース)が落札。テキサスの牧場までサム(ジェームズ・スチュアート)が輸送することになりますが、オハラ母娘も同行。途中でボーウェンの息子ジェミー(ドン・ギャロウェイ)が一行に加わります。牛の横取りを企む牧場主が雇った悪党(ジャック・イーラムたち)は牛よりもマーサの金を狙って襲撃。しかし、サムに返り討ちにされ、牛な無事にボーウェンの牧場に到着。道中でジェミーとヒラリーは愛しあうようになり、サムとマーサも親しくなりますが、ボーウェンもマーサに惹かれ……
アンドリュー・V・マクラグレンらしいユーモアとダイナミックさに満ちた西部劇。酒場での派手な殴りあいシーンはマクラグレンの本領発揮。題名のスタンピードシーンも圧巻。原題の『The Rare Breed』は、ヘレフォードのことです。テキサスの牛といえば当時はテキサスロングホーンで、交配による新種の牛の誕生物語にもなっています。
1950年代のジミーはアンソニー・マン作品が中心でしたが、1060年代になるとジョン・フォードの西部劇に移り、『スタンピード』の主人公はJ・フォード的といえます。監督のアンドリュー・V・マクラグレンはJ・フォードの弟子みたいなものですから、似ていて当り前なんですけどね。モーリン・オハラは持ち味通りだし、ブライアン・キースもグッド。悪党のジャック・イーラムも嬉しい存在で~す。
