毎度お馴染み荒神山

nostalji2006-05-14

世帯主が65歳以上の世帯のうち、一人暮らし&夫婦のみの構成が、1980年には49.2%(一人暮らし20.4%、夫婦のみ28.8%)だったのが2000年には61.8%(一人暮らし27.2%、夫婦のみ34.6%)になった。高度成長期の核家族化の付けが出てきたわけですね。トレンドだと2025年には70%(一人暮らし36.9%、夫婦のみ33.1%)になる予測が出ていますが、私はそうはならないだろうと思っています。というのは、団塊ジュニア世代は独立して生活できるほど収入がないからです。生活レベルを維持するには、親と別れて暮らすより一緒に暮らす方が効率的ですからね。親の家に同居し、親が元気なうちは子供を親に預けて夫婦共稼ぎをする。最近、団塊ジュニア世代にこんなのが増えています。子供が親の面倒をみるという発想でなく、利用するという感じでの同居ですが、親が動けなくなくなったら嫌が応でも面倒みなきゃならなくなりますよ。
録画していた『二十九人の喧嘩状』(1957年・大映/監督:安田公義)を観る。お馴染み吉良の仁吉(市川雷蔵)と荒神山の物語です。よく知られた人物が多く登場するこの手のチャンバラ映画を観る時、大映俳優陣の層の薄さを感じますね。次郎長一家が三下ヤクザにしか見えないんですよ。仁吉の子分役で勝新太郎が出演していますが、当時は、雷蔵の方がカツシンよりも数段ランクが上だったことがわかりますね。
画像は、『日本映画主題歌集15』のCDジャケット。カツシンが『二十九人の喧嘩状』の劇中で歌った「吉良の仁吉はよい男」と「相惚れ道中」(花村菊江とデュエット)が収録されていま〜す。
HP:チャンバラワールドの「まとめて市川雷蔵」にアップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/star3/raizo5.htm